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小学生のための自然と環境教室 ー 昆虫(こんちゅう)を知ろう(4) ー
問題22の答えは、「はい」でした。
川(かわ)には、いろいろな生き物(いきもの)が棲(す)んでいます。水がすごく汚(よご)れてしまうと、生き物が棲めなくなります。川の水は、山の中を流(なが)れているときは、汚れていません。川の水が汚れるのは、人の生活(せいかつ)するときに出る水、工場(こうば)から出る水、農地(のうち)やゴルフ場(じょう)などから出る水が汚れているときです。
だから、川はふつう、上流(じょうりゅう)がきれいで、下流(かりゅう)になるほど汚れてきます。上流から下流まで、川に棲むトビケラという水中にいる昆虫をしらべてみると、きれいな水によくいる種類(しゅるい)、すこし汚れたところによくいる種類、あるていど汚れたところでも棲んでいる種類がいます。それで、川の石の下などにいるトビケラの幼虫(ようちゅう)を捕(つか)まえて、その種類をしらべてみると、そこがおおよそ、どれほどの汚れなのかわかります。というのは、トビケラの種類と汚れとの関係(かんけい)がこれまでにしらべられているからです。
トビケラのほかの水生昆虫では、カワゲラの種類などでもしらべることがあります。
トビケラは種類が多(おお)くて、つかまえたトビケラの名前(なまえ)をしらべるのが面倒(めんどう)かもしれませんが、図鑑(ずかん)などでしらべられます。
また、魚(さかな)の種類をしらべて水の汚れのていどを表(あらわ)すことがよく行(おこな)われています。
水の汚れのていどと、そこに棲(す)んでいる昆虫との関係(かんけい)は、ここを見(み)てください。
なお、川は、砂利(じゃり)を掘(ほ)った穴(あな)があったり、流れでえぐられて急(きゅう)に深(ふか)くなったりして、危険(きけん)なので、子供(こども)だけでは川に入らないようにしましょう。